おひとりさま、60を過ぎたら・・・その2
こんにちは、カズです。
新年早々、あまり相応しくない話ではあるが、今日は孤独死に触れたいと思います。
実は私、昨年末アルバイトを辞めてから、5日まで2週間近く人と全く会話をしなかったのである。
毎年、この年末年始は時期的な事も関係はしているが、アルバイトを辞め友達もいない今、この先も然程変わらない様な気がする。
又、このマンションに来てから6年間、来客者は今だにゼロ、更にはインドア生活が増えて来ており、こんな状況ではこの先の孤独死、現実的に十分考えられる事なのです。
以前にも『おひとりさま、60歳を過ぎたら・・・その1』(こちら)を投稿しております。
日本では、65歳以上のおひとりさま世帯(いわゆる独居高齢者)の数が2000年に約300万人だったのが2015年には約600万人へ倍増したことが調査によって発表されました。
更に今後も増え続け、2035年には730万人とも予想されています(生きていれば私はこの中の一人です(笑))。
人生、人に見送られて『終』を迎えるのが理想ではあるが、私の様におひとりさまで、更に両親、家族、友達無、そう言った人達は、『孤独死』という結末になりえる事も十分にありえると思う。
孤独死の件数は2000年頃は1000件前後であったが、その後は年々増加していき、2010年には約2500件、2014年には2885件と増加の一途である(資料:日本少額短期保険協会)。
又、孤独死の男女の比率では、男が8割、女性が2割と、圧倒的に男性が多いのだ。
女性はおひとりさまでも、何らかの形で社会とのコミュニケーションをとっている様だが、男性のおひとりさまは、私同様に人付き合いが悪いという族が多い様である。
更に、人口が過密している首都圏での孤独死が圧倒的な割合をも占めているのだ。
男性と言う性格上、急に近所付き合いを良くと言っても無理な話である。
それに、今更友達を作る事や生活を共有してくれるパートナー等は、私の様な貧民層には困難極まりない事だし、病院で終を迎えられればこの上ないが、それは100%確実ではない。
なので、私は孤独死をすると言う前提で将来を考えている。
これはあくまでも私個人の考え方になり、中には憤慨される方もいらしゃるだろうが、気を悪くされないで欲しい。
・おひとりさま、60過ぎたら賃貸か持ち家か?
再度、新年早々ふさわしくない内容、お許し願いたい。
孤独死した場合、遺体発見までの平均日数は男性で23日、女性で7日だというデータが出ている。
もし、私の様におひとりさまが持ち家だとしたらその後の処理や状況は、どの様になるのか皆目見当もつかない。
仮に、賃貸であればどうだろうか?
賃貸に関しても、家主や近所の方に多大な迷惑をかける事には間違いない。
賃貸の場合、その処理の為に貸主に過大なる費用を負担させてしまうのは勿論の事、その物件に対してのイメージ的な悪印象も植え付けてしまうのである。
だが、その為の対策として大手損害保険会社は賃貸物件の家主向け専用の保険商品がある。
孤独死が発生した際、空室による家賃損失分に500万円、原状復帰費用に100万円までの補償(遺品整理などの事故対応費用や敷金を超える清掃・修復など)が、家主に支払われるという補償内容だ(孤立死現状回復費用特約)。
又、借主側にも同等の保険があり、年齢がいってからの賃貸契約は、この様な保険加入が入居の条件になってくると思われる。
こうなるとある面、きちんとした賃貸ビジネスだと思うのだが、でも、実際のところ、身寄りのいない高齢者にアパートやマンションを貸し渋る家主が圧倒的に多い様だ。
貸主も、人気のない様な賃貸物件を、保険加入を条件として入居を歓迎し、借主側は住居を確保するだけでなく、終の後のケアまで保険に織り込まれているので、ある面安心なのだが。
単身高齢者へ貸し渋りをしていた貸主が、「孤独死保険」の加入を条件に入居を認めるケースが増えてくれれば良いとは思うが、やはり現況民間賃貸は難しい面もまだまだある様な気がする。
UR賃貸住宅では『高齢者向け優良住宅・特別施設改善住宅』等、さまざまな高齢者向け賃貸住宅を供給・管理し、生活支援サービスを展開している。
内装もバリアフリーとか何か有った時の呼びベルなど、高齢者向けに古い住宅をリフォームしている物件だ。
家賃が少し高く厳しい条件等もある為、その辺がクリア出来ればシニア向け賃貸に特化したUR賃貸住宅が、選択肢の中で一番の様な気がする。
高齢者向けUR賃貸住宅も地域によって値段が変わる、その中でも安価な物件を探していければと今は考えている。
UR賃貸住宅が無理ならビレッジハウス等も一計かなとは考えている。
有料老人ホームも考えられなくはないが、費用面で難しそうだ。
仮に入居まで可能だとしても、その後の係る費用が大きな負担に、言うよりは現況の私には無理な様な気がする。
日用品からレクレーション費、更に介護保険自己負担等がかかり、かなりの出費が予想される。
私でも可能な安価な所があれば良いが、そいう所は順番待ち審査待ちなど、きっとタイミング的にどうかなと思う。
私は以前から、この先持ち家か賃貸かで思案している(現在は築年数の古いマンション)。
あまりにも高齢者になってしまうと賃貸契約に不利なので、65歳位までは持ち家でその後は賃貸かなと、そんなプランを朧ながら考えている。
何故なら、おひとりさま、賃貸の方が終(孤独死のみならず)の後の色々な事の処理が機械的にかつ合理的にスムーズに行われる様な気がするからだ。
だが、これはいくら保険があると言っても、貸主側にとっては嬉しい事でもないと思うが、でもそんな風に今は考え始めている。
家族持ちには全く関係のない話である。
おひとりさま、60を過ぎたら・・・その2でした。
皆様にとって素敵な一日であります様に
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生まれるときも死ぬときも一人なり。。。とよく言われますが
孤独死の怖いところは死んだあと長く誰にも知られずに、
後始末に迷惑をかける事と考えます
私の街では一人暮らしの家には非常用のボタンが設置されている
ようです。確認はどのようにされているのかは知りませんが。
我が家でも夫婦のうち先に亡くなった方は孤独死にはなりませんが
でもご近所付き合いがあるので、何日も知られないということは
ありませんね。これから一人世帯が増えますので、なんとか
なるのではないでしょうか?まだ60代ですよね
案ずるより産むがやすし。。。今の生活を楽しまれて下さいませ
けいさん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
根が暗いというか慎重と言うか、考えるタイプなので、
ついつい先々の事まであーだのこーだのと思案してしまう様です。
でも、もし今逝ってしまったら、本当に誰も気が付かないと思いますよ。
困った事ですが、それが私の現況、自分で蒔いた種でしょうか(笑)
まぁ、身体の動くうちは人生謳歌するつもりではいます。